「また来たい!」と思ってもらえるお店づくりを

2012年に母店の近くにセブンイレブンとサークルKが出店しましたが、客数は落ちず、前年比を超えることができています。客数はお客さまからの支持を表す指標のひとつです。
それを維持、伸長させるには、欲しいときに欲しいモノがあるお店を作ることが大前提。靴屋に行って、運動靴がない。ピザ屋に行って、マルゲリータがないお店では、お客さまは来店していただけません。ですので品揃えと物量にはこだわった店舗運営をしています。また、新商品がある楽しい売り場づくりも大切です。必ず欲しいモノがある安心感と新商品によるワクワク感があり、その上で「心のこもった接客」により、お客さまに「また来たい!」と思ってもらえるお店を目指しています。しかし16店舗の経営(2018年4月現在)となり全店に自分の目が届きづらくなるなか、どうやって各店の質の維持、改善をしていくかが今の課題です。

多国籍・異業種の人財を登用

3店舗経営のときと比べて、自分の意見や想いを全体に伝えることが難しくなってきました。やはり自分と近い目線で全体を見ることができ、クルーを戦力化することができる人財が必要不可欠です。そこで2012年、運営統括マネージャーと店長として異業種(人材教育系コンサル)から2名を登用しました。また、多国籍の人材も積極的に登用しています。
初めての試みでしたが、まったく違う発想と視点を持っており、組織にとってもよい刺激になっています。その一例が催事です。正直なところクローバーによる予約活動の効果には、私自身疑問を感じていましたが、彼らは積極的に商圏のお宅に訪問し、1日で16件のおせちの予約を獲得してきました。ご予約をいただいた方の中には、自店に来店したことがない方もおり、その予約をきっかけにお客さまになっていただくことができました。まさに客層拡大です。お客さまがお金を持ってきてくれるという、長年の「待ちの商売」姿勢が、自分たちの成長を止めていたことに気づかされました。コンビニはまだまだやれることがあります。

コンビニを憧れの業種にしたい!

コンビニエンスの仕事は「忙しい」「給料が安い」など、世間的によいイメージがもたれていません。
私の前職の美容師も昔はあまりイメージがよくありませんでしたが、今では、テレビドラマなどの影響もあり若い人も憧れの業種になっています。私は、コンビニやローソンでも同じことができると信じています。ローソンで働くことがステータスになる世の中を作るために、まずは一緒に働く人たちにたくさんの給料を出せることができ、みんなに「働いていてよかった!」と思ってもらえる会社にしていきたいと思います。そのためにも店舗数を増やし、安定した会社経営を目指します。私自身も従業員や周りから「ああいう人になりたい。」と言ってもらえるよう、自分を磨いていきます。
10年続く企業は2割しかないとも言われるなか、弊社が20年間以上も続けることができているのは、ローソンのおかげでもあります。これからは私たちが店舗数の拡大や人材の育成を通じてローソンに恩返しをしながら、共に成長をしていきたいと思います。

働きがいとは

スタッフの満足を考えるようになって、働きがいとは何かを意識するようになりました。スタッフに仕事の楽しさ、やりがいを見つけてもらう手助けをすることが、経営者の役割だと認識し、私自身もスタッフによい影響を与えられるように、日々勉強しなければならないと感じています。これからも私の夢に共感してくれるスタッフとともに、「ローソンをNo.1チェーンにする」を目指していきます。


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